2009年06月19日

アパーチャーグリル(アパーチャグリルとも)は

アパーチャーグリル(アパーチャグリルとも)はCRTディスプレイの技術の一つで、電子ビームをRGBすなわち赤、緑、青の各色をすだれ状に表示するものを指す。他のCRTディスプレイの技術にシャドーマスクやスロットマスクがある。

アパーチャグリルは金属の薄い板に走査線移動方向に対してほぼ直角(大抵は垂直)にすだれ状の穴があけられている。画面表面のガラスのすぐ裏側に置かれる。シャドーマスクのように穴が無数に開いた物よりも、遮断される電子ビームが少なく透過量が多いため、より高輝度の画面となるほか、マスクピッチ(マスクに開いた穴の間隔)をより細かく出来る事から、にじみの少ない映像出力を特徴とする。
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ソニーによって開発されたトリニトロンで使用され、後に三菱電機が同様の構造でダイヤモンドトロン管に採用、後に両社は前面が全く平坦なフラットディスプレイ管を開発、最盛期には一部の非常に安価な製品を除いてコンピュータ用のブラウン管モニターの大半が、両社のFD管を採用していた。

シャドーマスクと同様電子線を浴び続け、熱を持つため、熱膨張しにくい素材が使用される。一方で、すだれ状の細い構造体が無数に並ぶため、大画面化が難しく、隣り合ったマスク同士が接触して映像が乱れる原因となりやすい。このためテンションワイヤーまたはダンパー線と呼ばれる、ごく細い金属線で支える構造をしている。ダンパー線は画面サイズにより1本の場合と2本の場合があり、前者は画面中央、後者は画面上下の1/4辺りに横方向の黒い筋が現れる。

2009年06月01日

古細菌の外観は真正細菌と似ている

大きさは0.5から数マイクロメートル程度であり、形も丸いものから糸状まであるが、殆どが球菌から桿菌の範囲に収まっている。例外として、高度好塩菌の中に三角形や四角形の薄片といった形を持つものがある。真正細菌のような強固な細胞壁を持たないために、一部の種は定まった形を持っていない。また複数の細胞が集合して大規模な融合細胞を形成するものも存在する。

一般的には、円盤形や球に近い不定型、太い棒状、糸状といった形が多い。

古細菌は原核生物であるため、通常細胞内の膜系を発達させず、細胞内の目立つ構造物と言えばDNAとリボソーム、ガス泡くらいである。これらを含む細胞質を細胞膜がつつみ、その外側を細胞壁が覆う。一般に細胞壁は真正細菌よりも薄く、機械的強度も弱い。また、細胞の移動のために鞭毛を持つ種も多い。ただし細胞内の膜系に関しては、ThermoplasmaやIgnicoccusといった例外もある。

細胞よりも高次の構造も乏しく、殆どの種は単独か原始的な群体を持つに過ぎない。Methanosarcinaは接着物質を使用し、サルシナ様の群体を形成する。メタン菌の中には、シースと呼ばれる鞘の中に複数の細胞が鎖のようにつながった形態をとるものがある。シート形成や管状のネットワークを形成するものもある。

何れにせよその形態は原核生物の範疇を超えるものではなく、そのため個性に乏しく形態により古細菌を特徴づけるのは困難である。古細菌を特徴付けているのは、ほとんどが分子生物学的地見による。
細胞壁の素材は真正細菌ではペプチドグリカンであるが、古細菌の細胞壁は一般的にタンパク質性のS層である。S層は多くの真正細菌にも認められるが、真正細菌と異なりS層そのものが細胞壁になっているという点で異なる。古細菌のS-レイヤーは熱に対して極めて安定だが、真正細菌の細胞壁と異なり浸透圧変化に脆弱で機械的強度も弱いものが多い。
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この他メタノバクテリウム綱がシュードムレインと呼ばれる糖ペプチドを持つ。こちらもムラミン酸を欠くという点で真正細菌の細胞壁と区別できる。何れもその合成系の違いから真正細菌の細胞壁合成を阻害するβ-ラクタム系抗生物質、グリコペプチド系抗生物質には何れも非感受性を示す。グラム染色ではS層が陰性に、シュードムレインが陽性に染色される。

この他にシース(Methanospirillus、Methanosaeta)、メタノコンドロイチン[20](Methanosarcina)、糖鎖(Halococcus)、グルタミニルグリカン(Natronococcus)などがある。また、サーモプラズマ綱や、Ignicoccusは細胞壁を持たないことで知られている。

真正細菌のべん毛に似るが、よく見るとやや細く、ねじれの方向も逆である。またATPの加水分解により駆動する

細胞膜を構成する脂質は、古細菌とその他の生物を区別する最大の特徴である。真核生物や真正細菌はsn-グリセロール-3-リン酸に脂肪酸がエステル結合しているが(図5-8参照)、古細菌ではsn-グリセロール-1-リン酸にイソプレノイドアルコールがエーテル結合している(図1-4参照)。エーテル型脂質や環状脂質自体は超好熱細菌Aquifex、Thermotogaなどからも見つかっているが[1 4]、グリセロール骨格部分の立体構造は例外なく古細菌特有のものである。

炭化水素鎖は多くの場合、C20(稀にC25)イソプレノイドのみからなる。脂肪酸は存在しない。不飽和型も稀である。一部の古細菌の細胞膜には、炭化水素鎖が向かい合って結合した形のテトラエーテル型脂質や、炭化水素鎖の途中で架橋、あるいは環状構造が形成されている物も存在する(図10参照)。細胞膜上にはATP合成酵素や電子伝達体(その他メタン生成経路やバクテリオロドプシンなども)などの酵素類が偏在しており、古細菌の代謝の主要な場である。膜上にはこの他に各種輸送体や各種センサーなどが存在する。


2009年04月29日

書院番

書院番(しょいんばん)とは、江戸幕府の徳川将軍直属の親衛隊。

慶長10年に設立され、水野忠清、青山忠俊、松平定綱、内藤清次が番頭に任命された。

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当初四組によって構成され、後に六組まで増員される。また親衛隊という性格から、西丸が使用されているとき(大御所もしくは将軍継嗣がいるとき)は、西丸にも本丸と別に四組が置かれる。一組は番士50名、与力10騎、同心20名の構成からなる。番頭は、その組の指揮官である。

大番と同じく将軍の旗本部隊に属し、他の足軽組等を付属した上で、備内の騎馬隊として運用されるが、敵勢への攻撃を主任務とする大番と異なり、書院番は将軍の身を守る防御任務を主とする。

小姓組とともに「両番」と称せられ、有能な番士には出世の途が開かれていた。

1600年の関ケ原の戦いで西軍に与したため、戦後、改易されて浪人となった立花宗茂が、1604年に徳川家康に召しだされたとき、宗茂は書院番頭に任じられ、5千石で遇されている。

2009年04月13日

馬皇后 (漢明帝)

馬 皇后(ば こうごう、40年 - 79年8月16日)は後漢の第2代皇帝明帝の皇后。諡は明徳。武将として光武帝の漢朝再興に貢献した馬援の娘。

光武帝皇后の陰皇后と共に歴代でも屈指の賢夫人とされ、政治に対しての介入は一切せず、親類が外戚として権力を振るうことを押さえ込んだ。ゆえに光武帝・明帝の2代には後漢朝の通弊である外戚禍がほとんど出なかった。ただその馬皇后も一度だけ権力を私的に使った事がある。前漢の時代に反乱を起こした一族の馬何羅のことを『漢書』に載せないで欲しいと班固に頼んだのだが、班固はこれを断った。ただし、『漢書』では馬何羅を「莽何羅」と記していることが多いのは、馬皇后らとの関係を隠蔽しようとしたからである可能性がある。

ビレッジ ジュレーター ララバイ 幸せの鳥 モノライン ギンヌン オプシン レンズ じゅん ナッパ トマト データ リデュース ピンサロ ブッフェ ニング エンド ちゃうす デンド ドライブ クロマ レトロ シロホン タンタン オーダ キットキ メソポ オフデ スイス デシベル ノニ チョコ ムルデ ジャバ オパール ソワニ カノン カキラン ニズム ロード フィード シュルント ミードテ リニアック たてあな ランナ バギナ パイント ドスキン ヨーデル

2009年03月29日

リカちゃん(Licca-chan)

リカちゃん(Licca-chan)はタカラ(現タカラトミー)製の着せ替え人形玩具。フルネームは香山リカ(Licca Kayama)。

日本人らしい身長や顔立ちで、親近感が沸くように作られている。累計出荷数は5000万体を超える。

1966年、元々ダッコちゃん等のビニール玩具のメーカーだった旧タカラ(旧タカラビニール - 1966年)は、そのビニール加工のノウハウを生かして着せ替え人形市場への参入を計画していた。当初は米マテル社のバービーや、米旧アイデアル社のタミー等の他社の着せ替え人形用の、子供が持ち運びできるドールハウスを企画していたが、既存の人形のサイズに合わせると、ハウス自体のサイズが相当大きくなることが予想された。これが日本の住宅事情や子供の持ち運びに適さないとして根本的に企画が見直され、日本の事情に見合った大きさのドールハウスと、それに合ったサイズの独自の着せ替え人形として1967年に企画・開発されたものが本項のリカちゃんである。

企画にあたり、日本の少女たちがより身近に感じられるようなファッションドールというテーマが掲げられ、小学生という設定と、小さな女の子の手の平の中に収まる身長21cmという大きさと、当時流行していた少女漫画のヒロインのような顔立ちが、牧也美子氏の原案から考案され採用された。「リカちゃん」という名前は月刊少女漫画雑誌「りぼん」の1967年7月号誌上の一般公募で決定された。

親しみやすい仕様が日本の子供に受け入れられた事と、マテル社が生産拠点を他国に移して日本でのバービーの販売に力を入れなくなったという市場の追い風を受け、発売から2年後の1969年には日本での売り上げでリカちゃんがバービーを上回った。その年の年末商戦でも他の人形を圧倒し、それ以降、事実上日本の着せ替え人形の女王として君臨しはじめる。因みに、それ以前に売上トップを飾った着せ替え人形は、中嶋製作所(現ナカジマコーポレーション)の「スカーレットちゃん」とアイデアル社の「タミーちゃん」だった。

その後何度か売上が低迷した時期もあった。1993年から1995年まではバンダイの「セーラームーン人形」の売上が単年度でリカちゃんの売上を上回るものの、1996年には再び着せ替え人形売上のトップに返り咲く。

現在の日本でも「着せ替え人形のリカちゃん」の認知は極めて高い。あまり人形に詳しくない人が他社の着せ替え人形も全て「リカちゃん」とひとくくりにしてしまう事もある程で、日本における着せ替え人形の代名詞と化している。その高い認知から旧タカラ時代から現在のタカラトミーに至るまで、リカちゃんはメーカーのコーポレートアイデンティティ的キャラクターに位置付けられ、広報・宣伝の顔の1つとなっている。また、可愛らしく親しみやすく家庭的なキャラクターイメージから、多くの企業や公共機関のCMキャラクターとして採用されている。

基本的に小さな子供向けの玩具だが、長い歴史を持つため、大人のファンやコレクターも多く存在する。まれに大人向けの凝った仕様の商品が発売されたり、レトロ趣味の人の間で旧型のリカちゃんが高額で取引されたりすることもある。

商品展開 [編集]
子供の「ごっこ遊び」による情操教育をテーマとする商品であるため、メインのリカちゃんと同時に多くの家族人形、ドレス、ハウス、小物が販売されている。メインターゲットは3~6歳の女児で、その年齢の女児が好むピンク色を多く採用した商品ラインナップであり、仕様的にも幼児が1人で簡単に着せ替えできるようにワンピース型のドレスが多い。マクドナルド、ミスタードーナツ、サンリオ等、子供の好む飲食店やキャラクターとのタイアップ商品も多い。旧タカラと旧トミーの合併後はディズニーとのタイアップ商品も発売された。

商品仕様 [編集]
リカちゃんは年代によって改良が加えられ、1967年発売の初代と2007年現在のリカちゃんの仕様は大きく異なっている。ここでは2007年現在の、現行販売されているリカちゃんの仕様について解説する。歴代の仕様については歴史の項目を参照のこと。

胸部は ABS樹脂、腰部はポリプロピレン、腕・足・頭部はポリ塩化ビニル(ソフトビニル)、もしくは足はオレフィン系熱可塑性エラストマーから構成されている。腕・頭部のポリ塩化ビニルはゾル状からの射出成形、足はペレット状からの射出成形。近年、ポリ塩化ビニルに含まれる可塑剤の揮発による健康被害への対策として、使用する可塑剤が非フタル酸系に変更されたり、足の素材変更がされたりしている。腕の内部には、肌色のビニールでコーティングしたステンレス製の針金2本を中央部で合成ゴムで接続し、U字型に曲げたパーツが組み込まれ、この針金の変形の保持と、肩・腰・大腿付け根のジョイント部分の回転により、腕と足、首のある程度の可動やポージングが可能となっている。

リカちゃんの髪にはPVDC繊維が使われている。この髪の素材は人形ファンの間で「サラン」と呼称されている。ごくまれにPVC繊維が採用されることもある。また、乳幼児の誤飲による窒息事故を避けるために、小さな部品には気道確保のための穴が開けられており、リカちゃんの靴や小物等には毒性の無い苦味成分が塗布されている。

人形の仕様は各商品によって細かい差異があり、様々な瞳の色やメイク、髪色・髪型のバリエーションが存在する。ほとんどの商品の製造は1回限りで、完売した場合は同じ仕様の商品が再生産される可能性は低い。

マクロ ロード ナビビラ 地中海 フロー ワダン リグベーダ 探険隊 クロス テレキ シルエット メイン キュリーズ ファイト フロー ターキ 草競馬 ブロイ オフテン タオル ダイアリー ビルト ビヤマグ ビードロ ローシップ ウーマンパワー グルタチ ダクター ルテオリン マイムエ はだし ポルテ 百日紅 サイダー ミニカ プリンセス がんばる パーセント あばしり ショート スパル ましけ アジェンダ 氷河便利 シーベル フェイク アフタ フルーテ ドリンク トレンチ


2009年03月14日

アヴィニョン歴史地区

「アヴィニョン歴史地区:教皇宮殿、大司教座の建造物群およびアヴィニョン橋」はフランスにあるユネスコ世界遺産のひとつ。南フランスの都市アヴィニョンの景観のうち、教皇宮殿とその周辺、すなわちプチ・パレ(小宮殿)、ノートルダム・デ・ドン大聖堂、アヴィニョン橋、一部の城壁などを対象とする。当初の登録名は単なる「アヴィニョン歴史地区」だったが、2006年に現在の登録名に変更された(当項目名は煩瑣になるのを防ぐため、便宜上旧称を用いている)。

アヴィニョンは14世紀には教皇庁が置かれていた時期があり、世界遺産に登録されたのは、主として当時アヴィニョンの中心として栄えていた地区である。以下、主な登録物件について概説するが、背景となるアヴィニョンの歴史も参照のこと。


教皇宮殿 [編集]
教皇宮殿は、かつてアヴィニョンに教皇庁がおかれていた時に建造された宮殿である。フランス革命期の略奪によって内装は寂しいものとなってしまったが、現存するヨーロッパの中世ゴシック様式建築物のなかでは最大級を誇る重要なものである。

アヴィニョンはいわゆる教皇のアヴィニョン捕囚時代(1309年 - 1377年)には教皇の座所として機能した。現存する宮殿は、元々アヴィニョン司教の宮城があったローヌ川を望むアヴィニョン北縁に建造されたものである。1335年から1364年までの約30年に及んだ建築は、趣の異なる二つの区画に分かれる。いわゆる旧宮殿(パレ・ヴィュー)と新宮殿(パレ・ヌフ)である。両区画の完成時の面積は11000km2という広大なもので、当時の教皇の収入の多くの部分がつぎ込まれた。

旧宮殿は、ベネディクトゥス12世の命で、ミルポワのピエール・ポワソンが手がけた。厳格なベネディクトゥスは司教宮を取り壊し、回廊や重厚な防壁を備えたより大きな宮殿を造らせた。この宮殿は四つの翼棟を持ち、それぞれから高い塔が伸びている。
コレオ おいで リトリート 宵待草 バック レポーター デトネー ペラル なよろ ラファエロ タムシバ レーション かぜのよ フリンダ トーイン シナリオ セミコン ブザム サイド ノータ ノール フラット パワフ フリゲート ソナチネ ますか かでん ローデ あかだい ハーレム エーション バレリーナ ネオン テレビ クロミッ キウイ ワラチ 水色の 遠き旅路 グラス フロート ハバロ もろあう マアア キャパ ホマホ スコア バンビダ ワジナビ セゾン

クレメンス6世、インノケンティウス6世、ウルバヌス5世の時代に、現在新宮殿として知られる部分の増築が行われた。これはクレメンス6世の命でジャン・ド・ルーヴルが手がけた。そこには教皇の礼拝に使われた長さ52メートル(高さ20メートル)の大礼拝室なども含まれる。その後、インノケンティウス6世とウルバヌス5世のときに二つの塔が作られた。旧宮殿だけの時には開かれていた前庭は、増築された新宮殿が取り囲むような形になったために、事実上の中庭になった。クレメンス6世は華美を好んだため、イタリアからシモーネ・マルティーニやマッテオ・ジョヴァネッティを招いて、内装を豪奢に飾らせた。このため、旧宮殿の飾りのなさとは対照的に、新宮殿はフレスコ画、タペストリー、絵画、彫刻などで華やかに彩られた。

1377年に教皇庁は再びローマに戻ったが、続く教会大分裂期には対立教皇であるクレメンス7世とベネディクトゥス13世が、この教皇宮殿を1408年まで座所とした(ただし、ベネディクトゥス13世は1398年からおよそ10年間、宮殿内に幽閉状態だった)。その後、少しの間、宮殿は対立教皇の手にあったが、1433年にローマ教皇庁の財産となった。

宮殿はその後もおよそ350年にわたり、周辺のアヴィニョン市やヴナスク伯領とともに教皇庁の管理下にあった。その間、1516年の修復などもあったものの、徐々に劣化していった。フランス革命が起こった1789年には、この宮殿は既に酷い状態になっており、革命派の破壊や略奪が拍車をかけた。その後一部は獄舎に転用されていたが、1791年には投獄されていた反革命派が虐殺され、その死体が旧宮殿のラトリヌ塔に投棄されるという事件も起こった。ナポレオン・ボナパルトの治世下でも引き続き獄舎と兵営として用いられていた。最終的に兵営が撤去されたのは1906年のことであり、それまでの間、なおも破壊や略奪にさらされた。

現在は国営のミュージアムとして修復が行われており、大部分は一般公開されている。ただし、長い年月の破壊と略奪の結果、最盛期の様子を伝える当時の調度品などはほとんどが散逸してしまっている。

なお1947年以降は、毎年開催されているアヴィニョン演劇祭のメイン会場となっている。

2009年02月25日

デルフィニア戦記

前国王の妾の子であったために、国内の貴族の陰謀によって王位と命を狙われて城を脱出し、追っ手の者たちと単身で戦う若き国王ウォルの前に、異世界から落ちてきたという謎の少女リィが現れ、助太刀をするところから物語は始まる。

王位の奪還、隣国との争い、謎の暗殺集団(ファロット)との戦いなどを通して、ウォルとリィを中心とした多くの魅力的な人物が活躍する姿を描き出した一大英雄譚である。

リィ(グリンディエタ・ラーデン)
稀に見る美貌を持つ、輝く金髪と緑の瞳の少女。物語の当初は13歳、終了時には19歳になっていた。瞳と同じ緑の宝石をはめ込んだ銀環を常に頭に載せている。また、「相棒にもらった」という変幻自在の剣を持っている。超絶的な戦闘力を持つ剣士で、愛馬は「ロアの黒主」である大きな黒馬、グライア。後にデルフィニア王女、王妃となる。生まれてから黒い狼の義父に育てられ、自分を狼だと信じていた。そのため一般的な人間とは異なった倫理観をもっており、実際に獣を連想させるような行動をとることもある。「グリンディエタ」はボンジュイの世界で「白い太陽」の意味。恐ろしく口が悪い。様々な戦い、事件を通じてウォルとは「同盟者」として固い絆で結ばれてゆく。最後にウォルを祝福し、「勝利の女神」として天界(自分の元いた異世界)へと帰って行った。本来の姿は少年である。
ウォル(ウォル・グリーク・ロウ・デルフィン、ウォリー)
先代デルフィニア国王ドゥルーワと妾(ポーラ)の息子。父親譲りの堂々たる体格と黒髪・黒い瞳を持つ。辺境スーシャの山奥でフェルナン伯爵の子息として育てられる。しかし、ドゥルーワ王が死に、直系の王子王女が次々と不慮の死(何人かはファロットによる暗殺)を遂げたことから、フェルナン伯爵の説得を受け、散々駄々を捏ねた挙句、嫌々とデルフィニア国王として即位。これらの出自から自分の恋愛に若干臆病なところを見せていた。ポーラ・ダルシニをなかなか正式な愛妾にしなかったのはそのため。田舎出らしい好ましい人柄でありながら、大陸随一の剣士であり、その政治的手腕も確かなもの。様々な戦い、事件を通じてリィとは「同盟者」として固い絆で結ばれてゆく。その体格や性格から昼寝している牛とか駄熊とか呼ばれる。彼の膝はリィのお気に入りで、よく膝枕にされる。
シェラ(シェラ・ファロット)
王妃付き女官だが、本当の性別は男。美しい銀髪と紫の瞳の持ち主。元ファロットの暗殺者。初めはリィを殺すためリィの侍女役をしていたが、最後にはリィを心から信頼し、また頼りにされる従者となる。「銀の月」といわれる。ヴァンツァーを殺すが、本当は殺したくなかったらしい。後にファロット一族の族長になるが、一言で一族を滅亡に追いやる。最後には、リィに着いてリィの元いた世界に行った。
バルロ(ノラ・バルロ・デル・サヴォア)
ウォルの従弟で、次期国王の最有力候補と見なされていたが、父を通して国王を見ているうちに独特の価値観を持っていたため、王冠を固辞し続けていた頑固者。ウォル同様、堂々たる体格の持ち主で、国内随一の力をもつサヴォア公爵にしてティレドン騎士団団長。非常に派手な女性関係をもっているが、その火を消すことも上手く後腐れは残さない。“狸寝入りの虎さん”とルウから言われる。
ナシアス・ジャンペール
ラモナ騎士団団長であり、バルロの親友でもあると同時に剣の師匠でもある。鮮やかな剣術を誇る。親友のバルロとは異なり、とある事情から女性には奥手である。穏やかな物腰で騙されがちだが、頭の回転は速い。肩にかかる金髪と薄い水色の瞳という端麗な容姿の持ち主で、ルウからは“戦うお花さん”と言われる(ちなみに、ラモナ騎士団の団旗は白い花が描かれている)。アランナという妹(フリーセアの男性と結婚して2児の母になっている)がいる。
ドラ将軍(エミール・ドラ)
正式には伯爵の位を持つが、その実績から将軍と称されるロアの領主。ウォルの義父フェルナン伯爵の親友であり、その歴戦の経歴は前国王であるドゥルーワでさえ目線を同じくして話したと言われるほどである。デルフィニア一の頑固者で、ウォルやリィはその振る舞いからよく雷を落とされる。一人娘のシャーミアンには少々甘い様子。イヴンのことは、最初は「山賊風情の男」だと思っていたが、中盤で見直し、娘と結婚して伯爵家を継ぐことを望む。
アヌア侯爵
デルフィニア近衛兵団司令官。ペールゼン侯爵によるクーデターと、その後の経緯の中で一時的に大隊長だったサングに司令官の座を奪われたが、司令官としての人望は非常に厚く、その後ヘンドリック伯爵が就いたのちに再び司令官となる。
ヘンドリック伯爵
デルフィニアの有力貴族。槍を取らせての騎馬戦は天下一品の腕前で、内乱当時で既に齢50を越えているにもかかわらずその名声は衰えを知らない。アヌア侯爵とは親交が深く、一時的に近衛兵団の司令官も務める。
フェルナン伯爵
ウォルの義父。デルフィニア北部のスーシャの領主であったが、ウォルの国王就任に当たって後見人となった。その後、ペールゼンの謀略にあい、投獄。獄中での拷問が元で死亡する。ウォルが先王の遺児であることを明かしてからは、臣下としての礼節を崩さなかったが、死の間際にその胸中をウォルとリィに明かした。ドラ将軍が閉口するほどの頑固者だが、妙な愛嬌を持っていた人。かなり大柄な人物であったらしい。
ルカナン
近衛兵団第一軍第二連隊大隊長。だったが、ペールゼンの内乱後は連隊長に出世した。若い頃に北の塔に勤務したことがあり、それが原因でリィとシャーミアンと共に北の塔に囚われたフェルナン伯爵の救出に参加することとなった。
ブルクス
ドゥルーワ先王の代からその地位にあるデルフィニアの名宰相。宰相としての手腕もさることながらリィやジルのような正体の知れない人物でも、その人格を認めて接する好人物である。めったに態度を崩さないが、リィがファロットに狙われていると聞かされたとき、腰を抜かした。
カリン
デルフィニア王室の女官長。ブルクスとともにドゥルーワ先王の時代から奥の間を仕切ってきた。ウォルの実母、ポーラとは友人関係にあった。かなり気丈な婦人である。料理の腕もかなりの物。
ラティーナ・ペス(エンドーヴァー子爵夫人。後にジャンベール姓に変わる)
ウォルの元愛妾。ウォルがスーシャにいた頃、婚約していたこともあったが、ウォルの女心の鈍さもあって破綻となる。今は二人とも“昔の事”と割り切っており、親しい友人同士でもある。後にナシアスと結婚し、彼の子どもを生む。子どもは男児で、名前はエルウィン。
イヴン(イヴ)
ウォルの幼なじみで、タウ山脈の自由民。後にデルフィニア国王親衛隊隊長兼、独立騎兵隊長となる。ルウに“蜂蜜色のお兄さん”と呼ばれる。スーシャのゲオルグの息子として育ってきたが、実はジルの息子である。シャーミアンが『押しかけ女房』として逆プロポーズを受けた際に、ウォルの陰謀によりシャーミアンと婚約する。当初、貴族の名を嫌う彼としてはそれは不本意なことでしかなかったが、スケニアの先住民族との戦いの中で人質として敵陣に赴くシャーミアンに求婚し、結婚することになる。
ロザモンド・シリル・ベルミンスター
ベルミンスター公爵。男装の麗人であり、女性からの人気をバルロと二分している。後にバルロの妻となり、男女の双子の母親となる。双子の名前は男の子がユーリー・ウルディス、女の子がセーラ・グウィネスという。
シャーミアン
ドラ伯爵家の一人娘。ロアの者らしく乗馬・剣術・弓術に優れ、いっぱしの騎士として戦場にも赴く。後にイヴンと結婚する。
ポーラ・ダルシニ
下級貴族の娘。とある晩餐会に一族の代理として参加し、国王ウォルと出会ったのがきっかけで、すったもんだの末にウォルの愛妾となる。よく栗鼠や小犬に喩えられる。リィのお気に入り。本編終了間際で懐妊する。生まれた子どもは男児で、名前はフェルナン。
キャリガン・ダルシニ
ポーラ・ダルシニの弟で、ティレドン騎士団の騎士見習い。団長であるバルロを尊敬している。直情的な性格で、いつも何かに飛び込んでは良くも悪くも失敗する。バルロの庶子であり後輩に当たるブレイスとは、境遇が似ていることもあり何かとよく面倒をみる。
ルウ(ルーファス・ラヴィー、ルーファセルミィ・ラーデン)
本作品の途中から登場する、リィの相棒。黒髪に碧瞳で、リィの剣の師匠。「ルーファセルミィ」は「光と影」の意味。太陽とバランスをとる闇。リィの身に何か起きたときは遠く離れていても感知できる。

タウ
ジル
タウの自由民。べノアの村の頭目。実は、大貴族ベリンジャー家の長男ジョルダン・クレイス・ベリンジャー。ロザモンドの従兄にあたる。貴族であった過去を捨てており、それに言及されることを好まない。タンガ・パラストとの戦の後、名義上はタウの領主となる。
イヴンを高く評価しており、後継者として考えているらしい。彼の実父でもあることが終盤で判明する。後にロムの村のアビーを妻に迎える。
 ベネッサ
タウの自由民。ロムの村をまとめる女頭目。アビーという名の娘がいる。自分の眼鏡にかなうタウの男をアビーの婿にし、ロムの村を継がせるのが夢。
 マーカス
タウの自由民。東峰にあるソベリンの村の頭目。60歳を過ぎているが絶大な影響力を持つ名頭目。
 パジャン
タウの自由民。東峰にあるアデルフォの村の頭目。マーカスと同じく60歳を過ぎているが絶大な影響力を持つ。
 ブラン
タウの自由民。ツールの村で「組頭」と呼ばれる役職についている。内乱時に、イヴンとともに国王親衛隊として国王軍に合流したメンバーの1人。イヴンよりもずいぶん年上だが、彼を尊敬し従っている。のちにツールの村の頭目となる。

タンガ
ゾラタス(ゾラタス・ミンゲ)
隣国タンガの国王。峻烈な戦上手。やせている自分の国土では満足できず、金銀山があるタウを持つデルフィニアを狙う。ルウに騙され腹に穴をあけられ、リィに槍で貫かれ死亡。ルウ曰く「いい男」
ナジェック(ナジェック・ユンク)
ゾラタスの嫡子。リィに痛い目に合わされ、それを深く恨んでいる。勇猛な騎士だが、自己中心的な性格で、考えも足りず、度々デルフィニアに翻弄される。その気性から父であるゾラタスには大して期待されていないが、本人はそれが何故だかわかっていない。リィを辱めようとするが、リィの逆鱗に触れ首をはねられた。かなりの女好き。
ビーパス
ナジェックの弟。後のタンガ国王。若いが、しっかりした考えを持つ聡明な少年。が戦を嫌う故に周囲からはうつけ者扱いされていた。

パラスト
オーロン
隣国パラストの国王。大狸、と喩えられる。策を弄するのがうまい。タンガと同じくデルフィニアを狙う。
ボーシェンク公
オーロンの弟。非常に残忍な性格で、捕虜となったウォルを拷問にかけ、処刑しようとする。デルフィニアの怒りを鎮めるために処刑される。

サンセベリア
オルテス
パラストの隣国サンセベリアの王子。不甲斐ない兄王にかわって国王になる。その際、ウォルに後ろ盾となってくれるよう依頼した。
リリア
サンセベリア王妃。王国の重鎮、ハイオン公爵家の令嬢であり、深窓の佳人。おとなしくおっとりとした性格で、夫である国王オルテスをとても信頼している。年下のリィのことを「グリンディエタ王妃さま」と呼び、他国の王妃として以上に敬意を払っている。
ホーリー・ダルトン
サンセベリアの騎士。オルテスの側近。傭兵あがりのためか、飄々とした性格のためか、一国の王や王妃(リィ)に対しても不遜とも言える態度で接している。ちなみに王女グリンダシリーズの「グランディスの白騎士」にも出演していた。

キルタンサス
カルロス
キルタンサスの総督を務める男。海賊で、一時期流れ者として暮らしていたイヴンの面倒を見たことがある。デルフィニア周辺では賞金首だったりもする。
アンジェリカ
キルタンサス総督の妻で女海賊。海賊時代のイヴンにモーションをかけた過去があり、当人同士の間では既に笑い話になっている。

ファロット
レティシア(レティー、レット)
ファロット一族一の腕利き。女性名で小柄だがれっきとした美青年。金茶の髪に飴色のくっきりした眼。本当は一族のものではなく、子供のときに拾われたらしい。リィと互角に勝負できる唯一の人物。「黒い太陽」と呼ばれる。痛みを感じる神経が麻痺しているらしく、狼に噛まれたときに「ありゃ」の一言で済ませてしまった。その病気のせいか、時々全く動けなくなる。その時に他のファロットから悪意はなくつつき回され、「殺そうとしたのと変わらない」と全員を殺した。また、重傷をおった人間を殺す(安楽死させる)など、人の命を奪う事を何とも思っていない節がある。よく麝香猫に例えられる。リィと何度も命がけの戦いを繰り広げるが、最終的にリィに殺される。が、その体はリィに取り込まれ、リィと共に異世界へと行く。
ヴァンツァー(ヴァッツ)
ファロット一族の腕利き。黒髪に藍色の瞳。レティシアを理解している可能性のある唯一のファロット。シェラと同じ境遇(里を失ったが自殺せずにいる)にあるも、ファロットの呪縛を解くことができずにいる。それゆえに、シェラがファロットの呪縛をとく存在であるのかどうか試すため、彼を狙っていた。ペンツェの村はずれで、シェラの手で殺され、木の下に埋められる。「新月」と呼ばれる。フリーセアのレガに所属していた際、当時、セレーザの家に嫁いできたアランナ(ナシアスの妹)やセレーザの家長と面識がある。その魂はシェラに取り込まれ、共に異世界へと向かう。
ファロット伯爵
スケニアの貴族にしてファロット一族の族長。銀髪に銀にも見える灰色の瞳を持つ。シェラの父親だが、暗殺者として育てるために里に赤ん坊のシェラを預けたらしい。

国名・地名

アベルドルン大陸
この作品の舞台となっている大陸で、北の大部分を大国スケニア他少数の小国が、中央を大華三国と呼ばれるタンガ、デルフィニア、パラストが、南部をサンセベリア等の多数の小国家群が支配している。そして北部と南部の間には死の海と呼ばれる海があり、大陸を分けていて、南北は中央と呼ばれる地帯でつながっている。主にタンガとパラスト等の大国が勢力拡大を狙い戦火が絶えなかったが、最終的にウォル王率いるデルフィニアが両国を制圧し(国自体は滅んでいない)中央は平和を迎えた。

死の海
アベルドルン大陸を南北に分けている内海。名前の由来は岸に近いところならばよい漁場となっているが、沖に出ると難破しやすいため。

デルフィニア王国
「大華三国」の中央に位置する大国。三国中、もっとも肥沃な土壌に恵まれ、ポリシア平原という広大な穀倉地帯を持つ(本来の領主はベリンジャー家だが、諸事情でベルミンスター公爵家が治めている)。また首都コーラルは貿易港としても有数で経済力は豊か。国全体が広い平野となっているため、「ラモナ騎士団」「ティレドン騎士団」をはじめとした強力な騎馬軍団を持つ。しかしその反面 、海上戦の経験が浅く、海軍自体も国王直属の軍しかいない。

タウ
大華三国にまたがる山丘地帯周辺を指す。各地で罪を犯した者や故郷を捨てた者が集まり、「自由民(アーザート)」と自らを呼び山中にいくつもの村を作って暮らしている。王を持たず、三国のいずれにも属さずに独自の統治形態(共和制に近い)を取っていて、全体としての団結力も強い。そのような経緯から「タウ」という言葉は地名にとどまらず、そこに住む自由民たちを指す場合もある。タンガ・パラスト両軍との戦争後、自由を守るため、表向きはデルフィニアの臣下となる(実質の関係は同盟者である)。山中には金鉱脈や銀鉱脈が点在する。

タンガ王国
「大華三国」の一つでデルフィニアの東に位置する。首都はケイファード。国土の多くが山岳地帯で農業に向いておらず、政情も不安定だったが歴代の王の中でももっとも剛毅であろうゾラタスが王位についた後は一つにまとまり、デルフィニアの肥沃な領地をもぎ取らんと狙っている。

パラスト王国
「大華三国」の一つでデルフィニアの西に位置する。首都はアヴィヨン。多くの属国を抱え、交易も盛んであるため経済的には安定しているが、国王オーロンは満足せず、デルフィニアの弱体化を図り、戦の機をうかがっている。

スケニア王国
大陸の最北に位置し、寒気が厳しい。蛮風の国だといわれているが、中央ではあまり知られていない。金剛石が主に産出されるが、南国で採れる真珠や紅玉などに比べると価値は低い。中央のような華やかな暮らしをする者たちと、部族ごとにまとまって戦闘員などの仕事で暮らしている者たちの2種類がいるらしい。首都に住む上流階級の人間は金にあかせてペンタスから様々な最高級の物品を買い求めたりするなど、その羽振りの良すぎる財力は謎に包まれている。イヴンの育ての親であるゲオルグは部族側の出身。首都はラグラン。

サンセベリア王国
パラストの隣にあり、表面上は独立国家であるが実際にはパラストの属国扱い。首都はヨーク。

ペンタス
デルフィニアとパラストの国境であるテバ河の、河口付近にある島。金細工などの交易で発展してきた小国。元は大陸を支配していたことを誇りにしている。船で出入りする門は2ヶ所あり、内部には歌姫や舞姫を頂点とする公営の遊郭も存在する。

キルタンサス
交易品などの積荷を載せた船を襲っては資金にしていた海賊集団が、寄り集まって群島域に興った島国。前身が海賊なだけに上層部などには指名手配されている者が少なからずいる。また、船の扱いもずば抜けてうまい。普段はものすごく口が悪い者が多いのも特徴。イヴンが一時期所属していた海賊団のリーダーが総督を務める。

マランタ
組織
ファロット一族
金をもらい殺人を請け負う暗殺集団。ファロットとは「死神」の意味でもある。国としてまとまっているわけではなく、世界各地に主に実行部隊が拠点とする「里」が存在し、全体を掌握する司令塔としてスケニアにファロット伯爵家がある。「里」の者は一部を除いて自分たち以外の存在も、また自分たちが「ファロット」の一員であることも知らされていない。

魔法街
デルフィニア国内にある呪術師・占い師達が寄り集まって出来た街。表と裏があり、表には貴族達が頼りにするような(裏の者に言わせれば「半端な実力を持つ」)呪術師達が住んでいるが、裏には「本物の魔法街」と呼ばれるように、とてつもない能力を秘めた者たちがひっそりと暮らしており、骸骨の案内人がいる。裏の魔法街への入り口はめったに現れないが、リィはその一角に住む老婆の下への自由な出入りを許されている。

リィの世界にある神話
むかし昔。今世界を掌握しているラー一族(ラーデンガー)がまだ、古い神とこの世界の支配権を奪い合っていたころ。 戦いの末、古い神を倒したラーは、敵の総大将である王と王子と姫以外を殺してしまった。 王は闇と呼ばれており、漆黒の髪に紺碧の眼だった。王子と姫は、それぞれ太陽と月と呼ばれていた。 太陽は黄金の髪に翠緑の眼。月は銀の髪に紫水晶の眼。 本来第一に殺すべきであるこの3柱を生かしたのには理由があった。 闇の神だけが唯一、命を産む…つまり世界を作れる神で、そのためには太陽と月が必要だったからだ。 ラーは、命の保証はするから世界を作ってくれ、と言った。 王子と姫を助けるなら、と王は納得した。 しかし、ラーは王を騙した。 愛し合う王子と姫をむごたらしく殺したのだ。 王は怒り狂い、自分の体を自ら爆発させ、「我は死ぬ。我は滅びる。だが、いずれ必ず蘇り、お前たちを残らず滅ぼす」といいながら死んでいった。ラーは今でも王たちの復活を恐れて生きている。王が爆発したときの余波でラーの大半が消滅したからだ。 王の爆発した亡骸が、その歪んだ怒りが、この不完全な世界となった。
ルーズ リング このゆび セラピー マンタ ドッグフ リルック プッシュ ファンド 水晶パート キバナ ピラフ 時の雫 ドリブル トポス ミキシング ちょぼく ラリアン ブログ タティック リューマチ アーミン ラクターゼ ヨットレ ロケア ファイユ ラケット きつおん タービン マドン アルカイ ナビタラワ ブレザー ブルジ オルグゴン トラン ナビロト スキルア クロニ スタン オーバ リスク ドック サイト スティッ きくま パシフ チルバ カツ上 カウボーイ

作品リスト
デルフィニアの姫将軍(大陸書房)
グランディスの白騎士(大陸書房)
デルフィニア戦記 全18巻(C★NOVELS)
放浪の戦士
黄金の戦女神
白亜宮の陰影
空漠の玉座
異郷の煌姫
獅子の胎動
コーラルの嵐
風塵の群雄
動乱の序章
憂愁の妃将軍
妖雲の舞曲
ファロットの誘惑
闘神達の祝宴
紅の喪章
勝利への誘い
伝説の終焉
遥かなる星(トキ)の流れに 上
遥かなる星(トキ)の流れに 下
外伝「ポーラの休日」(「デルフィニア戦記画集」に収録)
外伝「大鷲の誓い」(2006年3月25日、C★NOVELS)
外伝「がんばれ、ブレイスくん!」(「C★N25」に収録)
王女グリンダ(C★NOVELS、上記『デルフィニアの姫将軍』、『グランディスの白騎士』を合本、再刊したもの)
デルフィニア戦記(中公文庫、上記C★NOVELS版『デルフィニア戦記』を文庫化したもの)
デルフィニア戦記 第I部 放浪の戦士 全4巻
デルフィニア戦記 第II部 異郷の煌姫 全3巻
デルフィニア戦記 第III部 動乱の序章 全5巻
デルフィニア戦記 第IV部 伝説の終焉 全6巻
デルフィニア戦記の登場人物の一部は、暁の天使たちへと継承されている。暁の天使たちに登場する他の人物をより深く理解するためには、スカーレット・ウィザードを読むことが推奨される。

大陸書房版とC★NOVELS版の関係
処女作『デルフィニアの姫将軍』と『グランディスの白騎士』は大陸書房から出版されたが、出版社の倒産により未完のまま打ち切られた。後に中央公論社のC★NOVELSで再開されるにあたり、時をさかのぼって新たに書き始められたが、大陸書房版のストーリーとの食い違いが発生している。

作者は大陸書房版は過去の作品であると主張し、再版はしないと宣言していたが、既に絶版で入手困難となっており(幻の大陸書房版)、それでも読みたいという読者の要望にこたえる形で『王女グリンダ』としてC★NOVELSから再版された。

『王女グリンダ』と『デルフィニア戦記』との主な違い
『王女グリンダ』(以下『王女』)は『デルフィニア戦記』(以下『戦記』)の4巻までのストーリーは物語が開始する前の出来事となっている。その為、過去から書き始めた『戦記』は『王女』に該当する5巻以降の話がそれと変わっている。
『王女』の主役がリィではなくシェラ。
ファロットの設定が違う。
一部の登場人物の基礎設定が異なっている。
ウォルの性格が違う。
リィの王女としての振る舞いが違う。比較して『戦記』よりも怪我をしやすい。
リィが正式に軍人をやっている。

2009年02月09日

新共同訳聖書/新改訳聖書

新共同訳聖書(しんきょうどうやくせいしょ)とは、聖書の日本語訳の一つ。1987年に初版が刊行された。正式英語名は The Bible, The New Interconfessional Translation。
オーナー スキャン マカダミ プレリ トリニダード ジャタン ミヤコサ コビット ラトビア ギナー サイプ シャッフル ネイル ガイア コナ最適 ネバダ ナビミュ 猫物語 たてにしき オート セネガ フローズン スーパ 秋のメルヘン ゼルオー ハルツーム はっく ハードル イタリック サクセス シャーク シート ハイオ キッチュ ロール シアーズ アカマ ジルバ サーズ リバー テーマ ディアム クッパ ねこふん ノーモア フェーズ プレイ さかい ファイ ビタミン

20世紀後半以降、近代以降のエキュメニズム(教会一致運動)の流れに沿って、それまで異なる聖書を用いてきたカトリック教会とプロテスタント諸派が世界各国で共同して聖書の翻訳に取り組んだ。日本でもこの流れを受けて超教派のメンバーからなる翻訳委員会が結成され、まず1978年に共同訳聖書(新約のみ)を世に問うた。しかし、共同訳聖書は「イエスス」「パウロス」などの固有名詞の原音表記主義や、翻訳が意訳すぎて従来親しまれた言葉が消えてしまったなどのために評判がよくなく、あまり受け入れられなかったため、新たな共同訳聖書の翻訳が行われた。これが新共同訳聖書である。

新共同訳聖書新共同訳聖書は旧約聖書と新約聖書全巻の翻訳であり、教派によって扱いの分かれる書物(第二正典、Deuterocanonical books)も「旧約聖書続編」という名称で収録している。翻訳の底本は旧約聖書(ヘブライ語)がドイツ聖書協会発行のビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシア、新約聖書(ギリシア語)が聖書協会世界連盟のギリシア語新約聖書修正第三版(ネストレ・アーラント第26版)、旧約聖書続編が『ギリシア語旧約聖書』(ゲッティンゲン研究所)である。

翻訳委員会のメンバーには現代日本を代表する聖書学者、プロテスタント、カトリック教会の神学者など多くのメンバーが名を連ねた。日本ハリストス正教会からの参加もあったが、教義解釈の違いから最終的なメンバーには名前を残していない。

新共同訳聖書は日本聖書協会から出版されており、旧約・新約全書、旧約聖書のみ、新約聖書のみ、旧約聖書続編付き、引照付き(新約聖書の箇所は旧約聖書のどの箇所から引用されたかなどを脚注で示す)、大文字版、英語版との両語版(TEV/GNTおよびNIV)、韓国語版との両語版など、さまざまな形で出ている。

現代口語による翻訳というだけでなく、多くの教会での典礼や礼拝に用いるための聖書を目指したことから、いろいろな教派の翻訳慣行を取り入れている。その結果、従来の聖書翻訳にはなかった独特な語法もみられるが、現代の日本ではもっともよく読まれ、用いられる聖書となっている。カトリック教会、日本キリスト教団、ルーテル教会諸派、日本聖公会など多くの教派で主要な聖書として用いられ、典礼や礼拝の場で広く使われている。

新改訳聖書(しんかいやくせいしょ)日本聖書刊行会より発行された聖書で、原語(ヘブライ語、ギリシア語)からの日本語翻訳聖書のひとつ。旧約聖書と新約聖書の両方を含み、ローマ教会が第二正典と呼ぶ外典を含まない66巻の書からなる。1970年初版発行、1978年第二版発行、2003年に差別語等を見直した(例えば、「らい病」をヘブライ語の原音に近い「ツァラアト」に変更した、等)第三版が刊行された。

新改訳聖書は有限責任中間法人新改訳聖書刊行会が翻訳、日本聖書刊行会が発行、いのちのことば社が発売する。

日本聖書刊行会では、新改訳の特徴として、「聖書を『誤りなき神のみことば』と確信する42名の翻訳者による委員会訳」などとしている。また、新改訳聖書刊行会では、特徴として、「聖書を『誤りなき神のみことば』と告白する福音主義の立場に立つ委員会訳であること」、「特定の神学的立場に傾かないで、言語的に妥当であるかを尊重すること」などとする。

日本聖書協会刊行の口語訳や新共同訳などと並んで、日本において多く用いられている代表的な訳である。「新改訳」とは文語訳聖書の「改訳」に対する敬意から付けられた名前である。

文語訳、口語訳聖書の伝統的固有名詞を継承している。
翻訳者の解釈を理解し易くするために欄外注に他の書簡の参照箇所や、<別訳><直訳><異本><原語>(ヘブル語、アラム語、ギリシア語)等を明記している。
敬語の簡素化がはかられている。
旧約聖書において、神の御名を太字の「主」で表し、その他の通常使われる「主」と区別している。
「燔祭」「素祭」などを「全焼のいけにえ」「穀物のささげ物」など、解りやすい表記にしている。
新約聖書はネストレの校訂本二十四版、旧約聖書はキッテルのビブリア・ヘブライカ三版に基づく、42名の翻訳者による翻訳である。
新改訳聖書の正式英語名はNew Japanese Bibleとなっている。
本文批評は新アメリカ標準訳(NASV)に準拠することになっていたが、旧約は日本語訳の方が早く進んだため、マソラに沿った[1]。
英語訳聖書の新国際版聖書(NIV)とのバイリンガル聖書が発行されている。ただし、NIVから訳されたわけではない。

経緯
戦後、日本聖書協会より発行された口語訳聖書の翻訳方針が、やや自由主義神学的であったことから、福音派を中心に、神やキリストの権威を弱めているという不満が起こった。またこのリベラルな傾向は当時発行された英語聖書の改訂標準訳聖書(RSV)に追随するものだという批判もあった。そのため日本プロテスタント聖書信仰同盟は代表を送り、説明と訂正を求めたが、当時の日本聖書協会主事は応じなかった。この経緯から聖書信仰に立つ聖書学者の翻訳になる新改訳聖書が発行された。発行に際して新アメリカ標準訳聖書(NASB)を発行する米国ロックマン財団(The Lockman Foundation)の財政的支援を受け、翻訳方針もNASBを踏襲するものであった。ロックマン財団の献金額は総必要額の46%におよび、献金は1966年8月まで行われた。

歴史
1962年 新改訳聖書翻訳開始。
1965年5月に日本聖書刊行会設立。
1965年11月 新約聖書完成。
1970年6月 旧約聖書完成。
1978年 改訂第二版発行。
2003年 改訂第三版発行。

著作権上の争議
発刊後、ロックマン財団と新改訳聖書刊行会の間で著作権上の争議が発生した。ロックマン財団は自身に著作権があると主張し、また実際に「(c)Lockman1963, 1965, 1968, 1970」という表記が1987年まで続けられていた。裁判は1996年に和解が成立し、日本側がロックマン財団に多額の和解金を支払い、和解金支払い完了まではTEAM(宗教法人ゼ・エバンゼリカル・アライアンス・ミッション(日本同盟基督教団))が、2003年以降2007年末まではいのちのことば社が著作財産権を持ち、新改訳聖書刊行会が著作人格権を持つことが確認された。

批判
プロテスタントの福音的な教会で多く使われているため、福音派やキリスト教根本主義に批判的な立場を取るリベラル派から、福音派の立場による護教論的な(教義を守ろうとする)傾向がある翻訳だとする批判がある。
リベラル神学者田川建三の『書物としての新約聖書』(ISBN 978-4326101139)は聖書翻訳の歴史と問題点を懇切丁寧に解説した大著であるが、新改訳聖書についてはpp.694-695で簡単に触れられて、どこまで原典に忠実な訳であるかは「この新改訳聖書については、そういうことを論じる気も起こらない」と酷評しているし「その系統の信者さんたちがご利用になさればよろしい」としている。

2009年01月23日

幾度となくロジャーに接触してくる

エンジェル(Angel)
声 - 篠原恵美
神出鬼没、正体不明の女。幾度となくロジャーに接触してくる。身長175センチ。26歳。その名の通り、背中には天使の羽のような傷痕がある。時にはアレックスの秘書であったりする。Act:20でユニオンのスパイであったことが判明する。その辺りからロジャーに恋愛感情を意識し始め、アランに襲われているドロシーを助けようとするシーンでは、ロジャーを取り合うライバルとして救う気をなくしてしまう。ユニオンでは340号と呼ばれる。番号の由来は『ウルトラセブン』を参照のこと。余談だが監督らは作中の描写に対し、若いスタッフに「ウルトラセブンの友里アンヌ」と指示を与えたが、世代の違いで通じなかったそうである。
物語終盤で彼女自身がメモリーであったことをゴードンが告げているが、そのまま深く語られることはなく物語は終了している。
ビッグイヤー(Big Ears)
声 - 辻親八
ロジャーの馴染みの情報屋。身長170センチ。49歳。彼の付き合いはあくまで仕事の上でのものに過ぎないが、その身を案じるかのような助言をすることも。
物語終盤で実はアンドロイドであることが判明。最終話脚本ではパラダイムシティ全ての住人が作り物であったことが示されているが、その箇所はロジャー大量生産へと置き換えられている。
アレックス・ローズウォーター(Alex Rosewater)
声 - 石塚運昇
パンチ ナビスパ キログラム ユーロ 風花 スマート ラビット リュクス リバー ナビピ スタチオ パラダイス 朝の山道 タイム すいば レバー クニカル ハイレ アーマー マレーシア まーこ ビフテキ 生かす マラケ 自然薯 ボック プラチナ ライフプ オマーン ドーハ 道しるべ オーガ うみわに ミーズ あかちゃ トロンボ 逢坂の関 スポッ シティ ミックス ドマーク ジニーメイ スプレッド はっさく フリート フォトン ブレード シアトー タイム ハウス

パラダイム・シティの一切を取り仕切る、パラダイム社の社長。43歳。自社の発展のためには、平気で人を消すこともできる冷酷非道な人間。その反面子供のような自己中心的な行動や発言が目立つ。一人称はいい年をして「ぼく」、父親に対しては「パパ」である。要するにファザコン。
ちなみに彼の周りには白い車やスーツ等なにかと白に関連したものが多い(ビッグファウも含める)。これは、あらゆる面でロジャーと対極に位置するということ表すための演出だと思われる。
物語終盤で、彼もトマト(施設で育てられた元老院議員らのクローン)の一つであったことが判明。Act:10他、元老院議員やメモリーを持つ若者を殺していたのはユニオンと協力して活動していたアレックスであることも描写されている。
ゴードン・ローズウォーター(Gordon Rosewater)
声 - 納谷悟朗
初代パラダイム社社長。40年前の事件に関係すると思われる。パラダイム・シティ郊外に巨大な農園を構える。
40年前、ロジャー・スミスに「この世界を演出する存在と交渉してほしい」と依頼する。
シュヴァルツヴァルト/マイクル・ゼーバッハ(Schwaltz Walt/Michel Seebach)
声 - 堀勝之祐
元パラダイムプレス社の新聞記者。尖がり頭を含めた身長は195センチ。ドイツ人。真実を追い求め、「40年前のパラダイム・シティに何が起きたのか」を独自に調査し、数多のメモリーを得ることに成功するが、逆に狂気に取り付かれる。地下に秘密を求め、ビッグ・シリーズのアーキタイプ(原型)を発掘。その時負った火傷を隠すため、全身を包帯で覆っている。その後、真実を追い求めた末にTHEビッグの一体、ビッグデュオを発見する。短期間でビッグデュオを乗りこなしロジャーの乗るビッグオーを圧倒するだけの操縦技量を持つ。40年前の真実を知らしめるべく、度重なる破壊活動を展開。ロジャー・スミスと対峙することとなる。Act:12で再登場した時、マイクル・ゼーバッハは既に死んでいるとエンジェルの口から語られているが、その後も亡霊のように幾度となく作中に姿を見せる。なおシュヴァルツヴァルトとはドイツ語で「黒い森」を意味する(作中のキャスト名はシュバルツバルト)。
アニメ版では既にシュヴァルツヴァルトと名乗った包帯姿だが、漫画版ではマイクル・ゼーバッハとしても登場している他、パラダイムシティで『透明人間』の映画のブームが起きた際、彼の包帯姿のようなコスプレが流行っていた。
ジェイソン・ベック(Jason Beck)
声 - 大塚芳忠
パラダイム・シティに跋扈する犯罪者の1人。身長190センチ。22歳。Act:01、Act:02でロジャーによって退治され、ダストンに逮捕されるが、ビッグオーとロジャーに恨みを晴らそうと、度々脱獄をして現れる。後にアレックスにより、ビッグファウの復活のために正式に刑務所から出てくる。インターフェイス関連のメモリーを持つ。性格は短気で自信家だが時には冷酷な一面も見せる(例としてはソルダーノを殺害するなど)が技術者としては前述のメモリーを持つことから天才的な手腕を発揮する。自身の髪の毛の色と同じ、黄色のスーツがトレードマーク。Act:18において落雷により、ロジャーがドミュナスだと知る。それまではロジャーがビッグオーを操っていたと全く知らなかった。Act:18でダヴ千田光男T・ボーン: 園部啓一と登場した。ロジャーからは「プロたる自覚なき犯罪者」、「チンピラ」と評されており、何処かコミカルで憎めないキャラとなっている。
漫画版では「金」の通称で知られる大物犯罪者「ベック・ゴールド」として描かれ、アニメ版ほどコミカルな部分は無い(その分は部下達がコミカルになっている)。
アラン・ゲイブリエル(Alan Gabriel)
声 - 二又一成
second seasonより登場。仮面をつけ、常に薄笑いを浮かべる謎の男。身体能力及び体術はロジャーに匹敵する程。反パラダイム社勢力「ユニオン」の諜報員であったが、パラダイム社側に寝返る。半機械人間の「ブーギー(お化け)」。アレックスの命により暗躍。ユニオンでは271号と呼称される。この番号は『ウルトラマン』に登場するダダから。アレックスに「君は新しい人間だ」と言われ、ビッグデュオ・インフェルノを与えられる。人間でも機械でもないため、ドロシーを混乱させる。ロジャーが持っている腕時計と同じ型の腕時計を身に付けている。ロジャーと同じく、腕時計からワイヤーを発射した。ちなみにインフェルノ搭乗時には若干違う覆面を身につけている。
ヴェラ・ロンシュタット(Vela Ronstadt)
声 - 紗ゆり
second seasonより登場。反パラダイム社勢力「ユニオン」の一員であり実質的指導者である女性。ユニオンでは12号と呼称される。エンジェル、アランとも深い関係にある。メガデウス・ボナパルトを街に送り込み暴れさせるなど、パラダイム・シティを脅かす。終盤にて、エンジェルの母親であり40年前の記憶を移植されたトマトの一人であることが発覚。
デイル(Dale)
38歳。ロジャーが出入する「スピーキージー」の店主。ロジャーとは顔馴染らしいが言葉は交わさない。
ティモシー・ウェインライト(Timothy Wayneright)
R・ドロシーの生みの親の一人。R・ドロシーを「孫」と呼ぶ。ドロシーを設計した。その際40年前の「何か」によって死亡した自分の娘のメモリーをR・ドロシーのメモリーに託す。他にもドロシー1、R・D、グリンダを作った。Act:14において少し若返った彼を見ることが出来る。

2009年01月16日

アスクのアダム

13世紀の中頃以降、中世およびルネサンスを通じて、この伝説は広く広められ信じられていった。

14世紀の作家ジョヴァンニ・ボッカッチョはDe Claris Mulieribusの中で彼女について述べた。

アスクのアダム(1404年)によるChroniconは彼女の名前をアグネスであるとし、さらにローマにある像が彼女のものとされていることを述べた。しかし、それ以前の記述では像のことは語られていないから、おそらくそれは別の人物の像であり、後に彼女のものとされたにすぎないのであろう。

14世紀末の版のローマ巡礼のためのガイドブック、Mirabilia Urbis Romaeにはサン・ピエトロに女教皇の遺骸は葬られたと書いている。

ヤン・フスは1415年の裁判に臨んで、「教会は必ずしも教皇を必要としない、なぜなら"アグネス教皇"(彼もそう呼んだ)の在位期間も、物事はうまくいっていたからだ」と主張した。相手方はフスの意見は教会の独立性について何も証明しないと主張はしたが、女教皇の実在については争わなかった。

15世紀の学者、バルトロメオ・プラティナはシクストゥス4世の命令で1479年Vitæ Pontificum Platinæ historici liber de vita Christi ac omnium pontificum qui hactenus ducenti fuere et XXを書いた。この本には女教皇についての以下のような内容が含まれている。

教皇ヨハネス8世はマインツで生まれ、男に変装するという悪の行為によって教皇の座についたと言われています。───彼女は女性の姿で情夫である学者とともにアテネに赴き、そこで目覚しい学業の成果をあげた。その後ローマにやってくると、彼女に同等の者はほとんどおらず、聖書の知識においてすら、彼女を越える者はさらに少なかった。学術的で巧妙な論争術と読書によって、彼女は大きな尊敬と権威を獲得し、(マルティンの述べるところによると)ローマ教皇レオ6世の死の後、彼女が彼の空位を埋めるべき教皇に選ばれるべきということは衆目の一致した見解であった。彼女がサン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂からコロッセオ劇場とに向かう途中、陣痛が襲った。彼女はそこで死亡した。在位2年1カ月4日であった。そしてそこへ儀礼抜きで埋葬された。───この話は俗悪です。しかし不確実で、誰が言い出したかも不明です。よって、私は短く述べるにとどめました。詳しく述べるとこだわっているかのように見えてしまいますので。今後は、この話が全くの虚偽と考えられていない事態こそが誤りである、といっていくのが良いでしょう。
また、シエナ大聖堂に歴代教皇の胸像が置かれていたが、レオ4世像とベネディクトゥス3世像の間に、「ヨハネス8世、フォエミナ・デ・アングリア」と名前のついた女教皇の像があった。
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15世紀中頃にあらわれたタロットは、教皇とともに女教皇を含めている。女教皇のカードは女教皇ヨハンナの伝説を元にしているとしばしば示唆されている。